およそ20年前のバックのトランペットTR200です。2枚取りベルや3番の可動式トリガーリングを見ると初心者向けのように見えますが、決してそんな位置付けではなくストラドとは違うけど近い楽器だと個人的には思います。バックサウンドは好きだけどもう少し自由度高く演奏したいと言う方にお勧めします。現行だとVincentモデルが近い位置付けですかね。現行の廉価版のTR400やTR600は最早アメリカ製ではないのでそう言う意味でもそれらよりは上位機種になると思います。 本品は使い込まれているのでルックスはそれなりですが、まだまだ楽器としての機能には問題ありません。ラッカーの多くが剥がれておりノーラッカーの楽器のようにストレスなく演奏できると個人的には感じます。 写真にも注意点記載しておりますので是非ご覧ください。主管に2,3小さな凹みがあり、ベルアールにもあります。2番管はアルミテープが貼られていますが、おそらくパッチ替わりに貼られているものと推測します。これら全て演奏には問題ないレベルと判断しますが気になる方は新品をお求めください。 ピストンのステムがステンレスではなくて真鍮ですが、これがオリジナルパーツなのかは当方には分かりません。ピストン内部のフェルトは純正品パーツに交換しました。その他バネやコルク類は支障ないと思い替えてませんが、必要に応じて購入者さまご自身で替えてもらえればと思います。 トランペットにとって製造から20年と言うのは長いようで短くもありますが、この楽器は何故かビンテージっぽい雰囲気があり音色もそれらの歴史ある楽器に近いものを感じます。 1本支柱でストラドほど抵抗感もないので週一ぐらいで趣味に興じる人にもおすすめできるかなと思っています。 他社製のハードケース（中国製の楽器によく付いてくるやつ）を梱包材代わりにしてお送りいたします。必要かどうか分かりませんがノーブランドのバックタイプの7Cのマウスピース（案外普通に使える）もお付けします。